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表具について 掛軸、屏風、襖 |


はじめに |
表具とは? 和紙や布を使用し掛軸、和額、屏風、襖などに仕立てる(表装)ことを言います。またその制作をする人のことを「表具師」と言います。また同じ意味合いで「経師」とも言われます。 |

掛軸 |
床の間に掛ける掛け物で主なものは和紙や絹に描いた「日本画」や「書」であり、季節や行事に沿って床の間を彩る掛け物です。 またその種類は豊富で様式も多岐にわたります。 「茶掛け」茶道の時に掛ける掛け軸。 「仏表具」お曼茶羅、礼所など仏教に関わる掛け軸。 「明朝仕立て」大陸(中国、韓国)の絵画、拓本や水墨山水などの掛け軸。 |
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屏風 |
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現代風に言えばパーテーションでしょうか、 空間を仕切ったり、行事などにも用いられます。 また絵画や書を張り込み鑑賞用としても制作されます、その作風は木の骨組みに和紙、布を張り折り畳めるように作ります。 その種類も豊富で大きさや折枚数も様々です。 二枚折屏風、四枚屏風、六曲屏風、八曲屏風。 風炉先屏風、茶道のときに用いられる屏風。 枕屏風、高さが45センチ位から25センチ位の小さい屏風。
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襖 |
間仕切り建具で、部屋の間仕切りや押し入れに使われます。 日本画や書を張り込んで観賞用に作られる物もあります。 また現代建築に合わせたデザイン貼りなど、ただの建具ではなく空間を彩る日本独特の建具です。 現代の表具師 表具師の仕事は痛んだ掛け物や屏風、額などを修復し再度、観賞・保存できるよううに仕立てる事であり、また依頼人の書いた日本画や書を新たに仕立て上げる仕事です。 そして襖や障子、屏風など建具関係の新調や張替えも行います。 昨今の現代建築において家の作りも様変わりしてきており、和室の減少に伴い床の間や襖と言った建具も減少しているのも現実です。 我々の仕事も現代建築に合わせた作風も志しています。 たとえば・・・ 壁紙に和紙張りを行ったり、掛け物や屏風をリビングに飾れるよう現代風にアレンジしたり、襖のデザイン貼りなど、モダン和風的なインテリアにも取り組んでいます。 |
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